工場、物流拠点など岡山県内の産業用地および周辺環境や助成金等の紹介、運営:岡山県産業労働部企業誘致・投資促進課

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立地企業インタビュー

日本エアロフォージ株式会社(水島港玉島地区(玉島ハーバーアイランド))

■お答えいただいた方
日本エアロフォージ株式会社 代表取締役社長 岡野正之
代表取締役社長 岡野正之さん
(インタビュー:2013年7月)

⇒「水島港玉島地区
(玉島ハーバーアイランド)」団地紹介
自然災害を気にするお客様も安心できる場所。
日本のモノづくりは、電子メールだけでは伝わらない。
お客様の信頼を得るには周囲の方からの信頼から。



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水島港玉島地区(玉島ハーバーアイランド)へ立地を決めた理由

主な理由が3つあります。

一つ目が自然災害の少なさです。
最近、国内外からお客様の訪問を受けると「この岡山の地は、自然災害は大丈夫かな?」といつも聞かれます。
弊社の場合は、日本に一台しかない大型の鍛造機械を据えているので、「例えば、この機械が天災で使えなくなった時に(部品が)供給されないのではないか。」とお客様から不安を持たれ、毎回質問を受けています。
いつも、海外のお客様には土地の高さなど具体的な数字を示すことで理解しやすい津波被害を例に、「この岡山の地は四国などで塞がれている瀬戸内海に面した地であるため、自然災害をほとんど受けない地であり、津波災害には強い。」とお返事申し上げています。
もちろん地震についても、岡山県が震源地になっている地震が少ないこと、これが一つ目の選定理由でお客様にとって安心ができる場所が一番です。

それから、二つ目の理由ですが、これは物流上のメリットおよびコミュニケーション上のメリットです。
弊社の親会社である神戸製鋼所は、兵庫県の高砂市に素材の供給工場があります。それから親会社の日立金属は、島根県の安来市に素材の供給工場があります。我々はそこから材料を受け取って鍛造加工して戻すという仕事を行っています。それぞれの工場から車で2時間程度、電車だと1時間半位で行き来きできるので物流面で非常にメリットがあります。他にも、我々のお客様であり出資者でもあるIHIが広島県の呉市、川崎重工業は兵庫県の西神に工場があるので、そこへの出荷という意味でも物流上のメリットがあります。
また、2時間程度でお互い行き来できるのはコミュニケーション上とてもメリットがあります。鍛造品を設計して加工する際には、技術開発も含めた打ち合わせをたくさん行う必要があります。日本のモノづくりには、電子メールのやりとりだけでは伝わらない技術がたくさんあり、面と向かい合って打ち合わせをして設計ができ上がって行くのです。

それから三つ目はもちろん、岡山県と倉敷市、地方の行政から大きな支援を受けることができたことです。
最初から(岡山県を)選定していたわけではなく、日本国内に複数の候補地がありました。各地とも航空機の産業を発展させたいということでしたが、知事以下非常に熱心だったのが岡山県で、岡山県には既に航空機産業を目指した企業団体もできており、岡山に来て会員各社とすぐに話ができるという所にも非常にメリットを感じました。操業に向けて様々なご支援も頂けるということで最終的にこの地を選定しました。
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進出して良かったと思うこと

「こういう支援をします」といわれましたが「作れば支援は終わりかなぁ」とも思っていました。しかし、実際に来て、建設段階から完工して今は操業段階に入っていますが、それぞれのステージで岡山県や倉敷市から引き続き「困ったことはないか?」と何かにつけ声をかけ、相談を受けていただいています。今後も「手厚いご支援が期待できる」ということが、今一番良かったと思っています。

それからもう一つ、会社を創業し、この地で工場を立ち上げるということで、従業員はこの地で選定、採用しました。我々の場合、新規創業の会社ですから年齢が偏らないよう採用しましたが、それぞれの年代で特に優秀な人材を集めることができました。県や市からのお口添えもありましたが、そもそもこの地に優秀な人材や学校が集まっているのが良かったと思っています。この先10年先、成長発展の折りには従業員の確保の必要がある中、こういう素地が良いというのは我々にとってはありがたいことだと思っています。
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立地を検討している企業へのメッセージ

日本エアロフォージは操業を始めたばかりです。今の計画ではフル操業になるのに5年かかります。航空機業界は、発展に時間がかかる業界です。

玉島ハーバーアイランドに進出を期待する業種を挙げるなら、航空機の鍛造をした後、金属の切削加工をする会社、重工メーカーにユニットを組立て納める会社等です。ここに、航空機の大型部品の鍛造を行うことができる弊社日本エアロフォージがあり、金属加工を大量・スマートに行える切削加工業がいて、それらの部品を組み立てて重工メーカーに納める組立業がいれば、日本の航空機業界のサイクルがここででき上がると思います。 この地にこれらが集まれば、もちろん長い年月と資金が必要ですが、日本の航空機 産業のランドマークにとなり、岡山県にとってもスマートで、我々にとっても利便が非常に良いと思います。

航空機産業は主に旅客機用の部品を作るという意味において、人命を預かる部品を作る会社です。その意味でお客様の信頼を得ないと、いくらお金があっても注文は来ないでしょう。まずはお客様の信頼を得る。そのためには地域の信頼を得られなければならないし、従業員からも信頼される経営でないといけない。それらがそろってやっとお客様の信頼が得られると思います。私は、社長として「お客様の信頼を得るために、周囲の皆さんの信頼も得る」ことを今一番の課題として会社の経営をしていきます。

行政や地域、従業員から見ても恥ずかしくない会社にしていきたいと思っています。これからもよろしくお願いします。
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会社概要

日本エアロフォージ株式会社
会社名 日本エアロフォージ株式会社
所在地 〒713-8103 岡山県倉敷市玉島乙島字新湊8264-7
TEL 086-523-0135
FAX 086-523-0137
創業  
創立 2011年
資本金 18億5,000万円
代表者 代表取締役社長 岡野 正之
操業開始 2013年
従業員数  
事業内容 航空機、発電プラント向け大型鍛造品の製造等
URL http://www.japan-aeroforge.com/

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