工場、物流拠点など岡山県内の産業用地および周辺環境や助成金等の紹介、運営:岡山県産業労働部企業誘致・投資促進課

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立地企業インタビュー

株式会社山本金属製作所 岡山研究開発センター(岡山リサーチパーク)

■お答えいただいた方
株式会社山本金属製作所 岡山研究開発センター 代表取締役社長 山本憲吾
代表取締役社長 山本憲吾さん
(インタビュー:2013年8月)

⇒「岡山リサーチパーク」団地紹介
決め手は面白い仕事を一緒にやれる人との出会い。
夢は、精密加工、精密計測の集積地「世界の岡山」。
進出したからには、とことん惚れてやり抜く!



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岡山リサーチパークへ立地を決めた理由

株式会社山本金属製作所 岡山研究開発センター 設立と目的山本金属製作所は、大阪にも研究施設を持ち、精密な加工技術と評価計測技術、この二つを研究開発して参りました。その中で、現在の私たちの持つ技術を見つめなおし、将来を見据えた時、「私たちは、新しい付加価値を生み出していかなければならない。それには、『大きなハード』『施設』『豊富な知識・知財が活用できる場所』を探さないとだめだ。」ということになり、公的な研究機関、工業試験場と隣接した場所を探しました。
岡山県工業技術センターを初めて見学した時、私たち山本金属製作所がやろうとしている金属材料の評価、分析、精密加工に欠かせない機器、設備が豊富に揃っており、さらに岡山県工業技術センターには、優秀で将来性のある研究員の方たちが、がんばって働いていらっしゃいました。私は、彼らの働きぶり、考え方に共感を持ち、「こういう人たちと一緒なら、面白いモノづくりができそうだ、一緒に技術開発をしてもらえば、大きな付加価値が生めるのだろう。」と感じドキドキしました。
ハード面では岡山県工業技術センターの設備、ソフト面では岡山県工業技術センターで働く研究員の方たちへの共感、この二つが岡山にはあったことが大きな一つ目の理由です。私たちにとって一緒に仕事をしていきたいと思える研究員の方々との出会いは、非常に大きなポイントでした。

二つ目の理由は、岡山県の誘致担当者の熱意が、私たちを岡山進出に向けて背中を押してくれたと思っています。大阪から他府県に進出した企業の話を聞くと、進出の支援だけして、「後はそれぞれの企業でがんばってください。」というスタイルの誘致が多いように感じます。
ですが、決して岡山はそうではありませんでした。「この岡山に私たちが進出した後も、きっとこの岡山県の皆さんは背中を押し続けてくれるだろう、いろんな面でサポートしてくれるだろう。」と、そのような確信と勇気を岡山県の誘致担当者から与えていただいき進出を決めました。

三つ目は、弊社の主要顧客が、兵庫県から西側にある程度固まっていたこともあり、岡山への進出がお客様から遠くならない、むしろお客様に更に近くなる立地条件であったことが非常に大きな理由です。
今後、モノづくりをしていく、新たな付加価値を生んでいく中で、「情報」は非常に大きな要素を占め、大切な重要なキーワードになると思います。そういう面で、お客様から離れることは私たちにとって大きなハンディとなるでしょうが、逆にお客様に近づくのは大きなメリットになります。岡山リサーチパークは、山陽自動車道の岡山ICに近く非常に良い立地条件です。岡山空港も近く、関東への出張もとてもしやすくなりました。
「交通の便が非常に良い。」これが三つ目の理由、要因です。

最後に四つ目。ここ岡山は非常に災害が少ないこと。モノづくりの拠点が1か所に集約、集中し、もし万が一、そこで東日本大震災のような大規模な自然災害が起こると、技術や知識に大きな被害を受けます。大阪以外に、もう一カ所、自分たちのモノづくりを継承できる安全な場所を作っておけば、山本金属製作所の将来にとって大きなメリットになると思いました。

以上、大きく4つの理由でこの岡山に進出しました。
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進出して良かったと思うこと

岡山県工業技術センターとの連携が非常にスムーズに進んできたのが喜ばしいです。
岡山県工業技術センターの支援がなければ、山本金属製作所の精密加工および精密計測評価技術がここまで深堀できなかったと思います。
岡山県工業技術センターの所長はじめ一緒に研究をしてお手伝いしてくれている研究員の方々と今後も一緒にやって行くことにより、ずっと岡山のこの場所で、もっとたくさんの技術の深堀をして行く自信があります。
さらに、私たちが研究開発テーマを見つけたり、彼らと一緒に研究することで今までにない新たなテーマが私たちに見えてきたり、もしくは、彼らと私たちが組むことでお客様からこういうテーマをこの場所でできないかという投げかけが増えてくるのではないかと思います。
今、現実にそういうテーマがもういくつも出てきて非常に喜んでいます。

株式会社山本金属製作所 岡山研究開発センター 設立と目的岡山県工業技術センターの設備、研究員の方々の知識、知恵。
山本金属製作所が行っている精密加工、精密計測。
大物の精密加工から高度精密加工分野へと世界が認める産業クラスターの形成を目指した「ミクロものづくりおかやま」の取組。
これらを踏まえ、大きなフレームで物事を少し考えてみると、岡山のこの場所で、精密な加工技術と精密な評価計測技術、この二つにおいて、非常に大きなクラスターが形成できるのではないかと考えています。その中で、当然、民間企業として山本金属製作所もクラスターの一翼を担い、この岡山で、日本で最高の研究開発をして行きたいという希望と夢を持っています。

岡山県工業技術センターが私たちとコラボレーションし、さらに岡山県内の実力を持った素晴らしい中小企業、そしてさらに県外からたくさんの基盤技術を持った中堅中小企業が岡山に進出し、一緒にコンソーシアムを形成して行けば、世界レベルでの精密加工、精密計測の集積地「岡山」にきっとなります。
このように研究の大きなクラスターを、ここ岡山リサーチパークでどんどん想像することができたら、進出した一番のやりがいと喜びを感じると思いますので、世界の「岡山」となるように、山本金属製作所としても微力ながら全力を尽くして貢献していきたいと思っています。
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立地を検討している企業へのメッセージ

精密加工や精密に計測する技術、これは決して大企業が得意とするモノづくりではないと思っています。ここを担っているのはやっぱり中堅中小企業だと思うのです。
中堅中小企業の方がモノづくりや研究開発で他県への進出を検討する中で、先に進出を経験した私から一言申し上げるとするならば、ぜひ勇気を持って、開発や新たな付加価値に挑戦するモノづくりをしてもらえたらと思います。
これまで通り大企業から仕事が降ってくるという産業構造から時代は変わってきていると思いますし、今は大丈夫な場合でも必ず変わると思います。その事実は経営者として謙虚に受け止めていかなければならないと思っています。
開発や新たな付加価値を生むというというモノづくりに対し、少し堅苦しいとか、「オレの所には関係ないで」と思う方がいるかもしれません。 でも、そうではなくて、やっぱりそれぞれが持っている自分たちが固有にこれまで培ってきた技術をもう一回見つめ直して、そしてその技術を単独に個別に高度化させていくのではなく、皆で協力して技術を昇華させ、時代に先駆け、企業として共に生き残りましょう。
ここ岡山には、岡山県工業技術センターというすばらしい施設があります。その設備や研究員の方の知恵とか知識を活用させてもらい、一緒にクラスターを形成しようとしている中堅中小企業のキラリと光るたくさんの技術、そういう技術と技術を融合させながら、取り組んでいけば、きっとこれまでにない面白い技術、岡山のそこでしかできない知識、ノウハウ、製品がたくさん出てくる可能性がより広がってくると思います。
ぜひ勇気を持って、この「岡山県工業技術センターを利用して成長してやるんだ」という位の気持ちを持って進出してもらえば、きっといい成果が出てくると私自身は感じています。

株式会社山本金属製作所 岡山研究開発センターまた、岡山県は工学部とか医療の教育にも非常に力を入れている県です。私どもも、岡山大学、岡山県立大学、岡山理科大学といった大学の工学部と情報交換も含めていろいろと密に行動をさせていただいています。私は、弊社で働く研究員の特に若手を、これらの大学で、もう一度勉強をさせたり、ドクター(博士号)を取らせに通わせたりしたいと考えています。
岡山には、大学との距離を非常に近くに感じさせる雰囲気があると思います。
大学と一緒に研究することや連携には、企業ではなかなか手が届かないような研究ができたり、知識として得られないような知識まで得ることができたり、企業との連携とはまた違った良さがあります。産学連携を後押しするムードも非常に多く、それはこの岡山の大きな魅力だと感じています。

中央集権から地方への分権の過程で、地方の活性化のため、今後も各県で産業誘致が活発化していくと思うのですが、誘致・進出合戦の中で、私自身いつも大切に想うことがあります。それは、「誘致をしてもらったから」「いろんな支援をたくさんしてもらうからそこに進出する」ということだけでは、やっぱり最終的にはうまくいかないだろうということです。
やっぱり、「その県に行って、その県でどんなモノづくりをするのか」そして、「その県でどんな事業を形成していくのか」「どんな人材をこれから育成していくのか」、それらを誘致する側、進出する側、双方一緒に考えていくということ、これがまず根本になかったら、企業はどんな支援を受けても進出は成功しないと思います。
この想いの中で私は、岡山県に進出すると決めました。私は今、岡山県がすごく好きな場所で、岡山の地域もとても大好きで、少しでも岡山に貢献したいと思っています。
進出するということは、「地元の人たちを企業に採用して、地元でがんばってもらう『地域を愛して、事業を愛する』」こと、「その県で、その場所で何をするかということを必死に考え、その事業をとことんまで愛して惚れぬいてやる」ということ、あと、「そこで働く人たち、そこの地域の人たちと一緒になって交わっていく」ということ、やっぱりそれらが最低限必要な要素ではないかと思います。

岡山という場所は、県民性も含めて「とってもいい場所や!」と思います。私もこれだけ支援をしていただきましたから、小さな存在ですが、これから企業として、このモノづくりというところを中心に、この岡山に対して大いに貢献していけるよう努力していきたいと思っています。
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会社概要

株式会社山本金属製作所 岡山研究開発センター
会社名 株式会社山本金属製作所 岡山研究開発センター
所在地 〒701-1221 岡山県岡山市北区芳賀5324
TEL 086-239-8585
FAX 086-286-8330
本社所在地 〒547-0034 大阪市平野区背戸口2丁目4番7号
創業 昭和40年(1965年)
創立 平成元年(1989年)
資本金 1億4,000万円
代表者 代表取締役社長 山本憲吾
操業開始 平成24年(2012年)
従業員数 全社150名
事業内容 切削加工、分析・評価機器、評価試験サービス
URL http://www.yama-kin.co.jp/

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